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★ボルフスブルク★

３１日、ヨーロッパの移籍マーケットが締め切りになる直前、日本代表の長谷部誠は自身のブログで今シーズンもヴォルフスブルクの一員として戦うことを表明した。

ブログのタイトルは「随所作主、立処皆真」。

「この言葉は、僕の尊敬する人生の先輩から贈っていただいた言葉です。簡単に意味を説明しますと、”いつどこにいても、どんな立場でも何ものにも囚われず、常に主体性を持って一生懸命行動すれば、もうそこには真実がある”という意味です。僕は何かに悩みそうな時はこの言葉を自分の心に投げかけます。どこにいても、どんな状況でもそこで頑張る事に意味があると。逆に言えば、どこでどんなに素晴らしい所にいてもそこにいる事に満足して頑張る事をしなければ、何も意味がないという事でもありますね」と、ブログ内に説明を添えている。

３１日付のヴォルフスブルク地元新聞「Wolfsburger Allgemeine Zeitung」紙は次のように伝えた。

「移籍マーケットが終了する寸前に、ヴォルフスブルグは売れ残った選手を２人放出できた。右サイドバックのペテル・ペカリクは２部のヘルタ・ベルリンに２年契約で完全移籍。サイドの選手、パトリック・オフスは１年間のレンタル契約でホッフェンハイムへ。この２人はすでにトップチームの構想から外れ、放出リストに名前が載っていた。そこには長谷部、マルコ・ルスの名前もあったが、この２人の移籍は実現しなかった」

ヴォルフスブルクではボランチ、サイドバック、さらにGKまでもユーティリティーにこなしてきた長谷部だが、今シーズンのフェリックス・マガト監督の構想には入っておらず、プレシーズンのキャンプメンバーから外されるなど、クラブ側からは移籍容認の姿勢が一貫して取られていた。長谷部らの残留に対し、同監督は次のように述べている。

「クラブを助ける意志があり、自分の力を発揮できるようだったら、歓迎するし、チャンスも与える。ただし、彼らの状況が変わったわけではない」

今シーズン、長谷部はトップチームの練習に参加し、中盤の２番手以降の選手としてプレーすることになり、一方のルスはしばらく２軍チームでの練習を続けるだろう。

同じくセルティックが獲得を断念したスルジャン・ラキッチやシモン・ケアーも、クラブ残留が決定的となっている。昨シーズン、レンタル移籍でローマでプレーしていたケアーはマガト監督との不仲が報じられており、退団の意向が伝えられていたが、結局、移籍は実現しなかったようだ。マガト監督は「ケアーは適応しなければいけない。彼は最高のスキルを持つ良い選手だ。ハードワークすれば、すべてが良くなるはずだよ」と語っている。

昨晩、ほとんどのヨーロッパの移籍マーケットは幕を閉じたが、フランスとトルコへの移籍については３日（月）まで、ロシアについては５日（水）まで可能だ。しかし、ラキッチとケアーの２人には具体的なオファーが届いていないことから、今シーズンもヴォルフスブルクでプレーするとみられている。

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Soccer web 長谷部ボルフスブルクの練習に合流も、立場は変わらず

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ボランチでのプレー機会を求め、移籍先を探しているボルフスブルクのMF長谷部誠。これまでは、トップチームの練習に参加せず、アカデミーの選手たちと練習をしてきた。22日付の地元紙ボルフスブルクガー・アルゲマイネは、20日の練習から長谷部がトップチームの全体練習に合流したと報じている。

　ボルフスブルクからトレーニングキャンプの参加メンバーから外されるなど、事実上の戦力外通告を突き付けられている。フェリックス・マガト監督は「移籍の可能性がある選手のままだ。他のクラブと合意すれば(移籍は)実現するだろう」と語っており、練習に参加しても立場は変わっていないことを明かしている。

　長谷部に対しては、イングランドのクラブが興味を示していると伝えられている。しかし、ボルフスブルクとの契約が2014年6月末まで残っているため、移籍金の支払いが障害となっているようだ。