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Soccer web 新戦力活躍と負傷でルーニーの未来は?

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試合開始の1時間以上前にニュースの見出しを賑わせるのは、ウェイン・ルーニーにとってはおそらく珍しいケースだろう。マンチェスター・ユナイテッドが3-2の勝利を収めた土曜日のフラム戦がまさにそうだった。

サー・アレックス・ファーガソンがルーニーをスターティングイレブンから外したことがこの日の最初の衝撃だった。オールド・トラフォードでの試合自体は非常に見応えある内容となり、フラムがあと一歩でユナイテッドから勝ち点1をもぎ取るところだった。

ユナイテッドにとってやりにくい試合になりそうな兆候はすぐに現れた。開始からわずか2分、フリーキックにうまく合わせたダミアン・ダフのゴールでフラムが先制したのだ。果たしてルーニーは、この時何を思っていただろうか。

だが、彼がベンチでどのような思考を巡らせていたとしても、それはすぐに払拭されることになった。オールド・トラフォードにいつも通りの秩序が戻ってきたためだ。









事実上ルーニーと交代する形でスタメンに入っていたロビン・ファン・ペルシが見事なフィニッシュで試合を振り出しに戻す。さらに、同じく攻撃陣でスタメンを争う香川真司がもう1点を加えるまでさほど時間はかからなかった。

結果的には、2人の活躍がルーニーの今後の出場の見通しに直接影響したわけではない。このクラブでの実績やファンへの影響度を考えれば、彼らの存在によって今後もルーニーが外され続けるとは考えられなかったからだ。だが、交代出場したルーニーの状況はより悪化することになってしまった。

フラムのウーゴ・ロダジェガと激突したルーニーは脚に大きな裂傷を負ってしまい、そのままピッチを去ることを余儀なくされた。最大で4週間の離脱を強いられることになりそうだ。ルーニーにとっては本来必要なかったはずの痛手であり、この日の先発から外れたことに加えて、さらに大きな試練に直面することになった。

ファーガソンは今回の移籍市場でのファン・ペルシの獲得が予想外のボーナスだったと認めており、彼と香川、ルーニーの3人がどのような形で共存できるのかに関しては大きな疑問が湧き上がっていた。だが、そもそもファーガソンに3人を共存させる意思があるのかどうか、と疑われることはなかった。この時までは。

ファーガソンは恨みを引きずるタイプとしてよく知られている。彼が、ルーニーが現在の高額年俸での契約を結ぶに至った2010年の騒動の傷をいまだに抱えているのではないか、と思わせる節は大いにあった。

この時ルーニーは、ユナイテッドの戦力に不安があるという口実で、ライバルチームのマンチェスター・シティに自分を売り込む素振りを見せた。結局、大幅な年俸アップによってその不安が解消されたことに対しては眉をひそめた者も多かった。忠誠心を何より重視する監督もその一人である。

もしルーニーがいなくなれば、ユナイテッドはどのような姿を見せるのか。彼が離脱する4週間の間にそれを垣間見ることができそうだが、ここまでのファンの反応を見る限りでは、そう大きな変化はないと考えられるかもしれない。もちろん、この種の議論に答えを出すことができるのはピッチ上での結果だけではあるが、フラム戦でファン・ペルシと香川をスタメンに選んで勝利を収めたことで、ファーガソンはルーニーの不在の影響がさほど深刻なものにはならないと感じさせることに成功した。

ファーガソンは過去にも何度もこのようなやり方を見せてきた。オールド・トラフォードの出口へと通じる、これまで多くの選手が通り過ぎていった道には、輝かしいキャリアの残骸が散らばっている。

多くのタイトルを獲得したユナイテッドの中盤で重要な役割を務めていたポール・インスも、ファーガソンとの関係の悪化や彼自身のエゴイズムが災いし、インテルへと移籍することになった。彼はその後のキャリアを通して、イングランド1部(2部相当)のプレーオフ優勝を除けば一度もトロフィーを掲げることができなかった。

その数年後、デイビッド・ベッカムがレアル・マドリーへと移籍した時にも、長年にわたるサー・アレックスとの不和がその一因となった。マドリーでは在籍4シーズンの最後の年までリーグタイトルを獲得することができず、その頃にはもう主力ではなくチームの一選手としての優勝だった。

ルーニーが彼らと同じ轍を踏むことを避けたいのであれば、それは自分次第だ。前例の教訓をよく踏まえた上で、怪我から復帰した時によく気を付けて行動しなければならない。

ルーニーがプレミアリーグ屈指のタレントであることに変わりはないし、ボビー・チャールトンの保持するユナイテッドでの通算得点記録も十分射程圏内に捉えている。それでも、コンディションやプレーへの意欲に疑問符を付けられるようなことは避けなければならない。

さもなくば、滅多に選択ミスを犯さないサー・アレックスが彼の未来を左右することになる。もしその時が来たとすれば、ルーニーの感情に配慮することなど一切ないだろう。




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